会長挨拶
公益社団法人
鹿児島県歯科医師会
会 長 伊地知 博史
公益社団法人鹿児島県歯科医師会のウェブサイトにアクセスしていただきありがとうございます。
鹿児島県歯科医師会は、「生きがいを支える歯科医療を提供します」の理念の下、会員一同、地域に密着した活動を通じて県民の皆様の歯やお口の健康の保持増進をサポートしてまいります。
みなさん、「健康寿命」という言葉をご存知でしょうか?
「健康寿命」とは、介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、日常生活を健康的に送ることのできる生存期間のことです。現在、「平均寿命」と「健康寿命」の差が男性で約9歳、女性は約12歳ありますが、これを限りなく0に近づける、つまり、「健康寿命の延伸」のためには、歯科の果たす役割がとても重要なのです。
それはどうしてでしょうか?
歯とお口の健康が全身の健康に密接に関連しており、歯科医療によって、糖尿病をはじめ、心臓病、誤嚥性肺炎、認知症等さまざまな疾病のリスクを抑制できることが明らかになってきているからです。今後、高齢化社会が進んでいく中で、歯科の果たすことができる役割は、ますます重要になっていくと思われます。いつまでも健康で元気に暮らすためには、口から美味しく楽しく食べることにより好ましい生活習慣を維持し、からだの栄養状態を良好に保つことが重要です。そうすることにより、日常生活を楽しくかつ人生を豊かにでき、生涯を通じた生活の満足度を高め「健康長寿」につながります。
県民の皆様が生涯にわたって自分の歯で美味しく食べて有意義な人生を送れるよう、私どもは「8020運動」を始めとした様々な事業を展開しております。
また、医科歯科連携を推進し、歯と口腔の健康を守るだけではなく、それを通して「健康寿命の延伸」を図る、真のかかりつけ歯科医を目指すよう取り組んでおります。今後、本会の様々な取り組みやお口に関する情報をウェブサイトで発信してまいりますので、ご活用いただきますようお願い申し上げます。